2019年8月24日土曜日

どうしても言えないこと、認めたくないこと

癒しのサポートの仕事は、たくさんの気付きと学びをもたらしてくれます。
まさにクライアントの方々から鍛えられ、
スキルアップを助けていただいているという感じです。

10年以上、この仕事をしてきて、
初めての体験がありました。

ある特定のセッションを何度か受けたことがあるけれど、
どうもすっきりしない…
モヤモヤが残っている… という方から、
過去と同じテーマで、セッションのお申込みがありました。

私のこれまでのケースを振り返ると、
「複数回のセッションをしても、すっきりしない…」という場合、
幾つかの原因が考えられます。

一つ目は、さまざまな要因が複雑に絡まり合い、
それを一つひとつ丁寧に解きほぐしていく必要があるため、
一度だけのセッションでは完結しないということになります。

またこうした複雑な問題では、
一つの要素が癒され解放されると、
その奥に潜んでいた別の要素が浮上してくることもよくあります。

このような場合には、複数回のセッションが必要となるでしょう。

ただし、何回セッションをされるか、
どこまで癒すかということは、
クライアントの方の選択に委ねられています。

セラピスト側が回数を決めることはしないというのが、
私のスタンスです。

二つ目は、まだタイミングではないということがあります。
そのテーマに取り組む準備が出来た時に、セラピーをされると良いでしょう。

三つめは、心の深層では、
そのテーマに取り組みたくない気持ちがあるということです。

問題に向かい合いたくない気持ちや、
心の闇を直視したくない気持ちは、
だれにでもあるものですが、
意識化されていないことがあるのです。

実際にセッションを始めてみて、
あるところでブロックが出現し、それ以上進まなくなって、
ご本人もそのことに驚かれてしまうこともあります。

さて、今回、初めてのケースとなったのは、
上記のいずれでもありません。

事前カウンセリングで、
そのセッションのテーマや目標をご相談する際に、
クライアントの方が、重要なポイントを話されなかったのです。

話されないというよりも、ざっくりと一般化して表現されたため、
真実がわかったのは、セラピーが始まってしばらくした時でした。

守秘義務がありますので、詳細についてお伝えすることは控えますが、
あらかじめそのポイントを聞いていたら、
セラピストとしては、ほかの方法を採っていただろうと思うような
大切なポイントでした。

このクライアントの方は、そのポイント(その事実)について、
どうしても言えなかったのだろうと、私は推測します。

もう少し踏み込んで申し上げると、(私はエンパスですので)
その事実をご自分でも認められない、
認めるわけにはいかないお気持ちがあったようです。

隠すとか、秘密にしておきたいとか、
ラポールがないのでこのセラピストには言いたくない…
…というのではなく。

しかしながら、重要ポイントをはずして、
その方にとっての真実に迫り、
癒しと持続的な変容を目指すというのは、
どうやっても困難なことになってしまうのです。

おそらく、過去に受けられた、
同じテーマの複数回のセッションにおいても、
この方は、そのポイントに触れることを無意識に回避されるか、
あるいは意識的に避けて、セラピストに伝えずにいたのでしょう。

そうであれば、セラピーで探求して掘り下げたり、
解放を促したりすることが、
残念ながら、不十分なまま終わってしまうはずです。

「モヤモヤが残っている」としても、
セラピストの立場から申し上げると、それは仕方のないことになるでしょう。

私は、このクライアントの方を非難しているのではなく、
また、このケースを良くない例としてご紹介しているのでもありません。

このケースのようなことは、普通に考えてみると、
世の中にたくさん在り得ることです。

人は誰でも、他人には言いたくないことがあるものです。

私はヒプノセラピー、多次元セラピーのセッションを始める前に、
必ず、次のようにお伝えすることにしています。

私(セラピスト)が質問したことに、答えたくないと思われたら、
「答えたくない」「それは言えない」と言っていただいてかまいません…と。

言いたくないことを無理に言わされてしまうようなことは、
まともなセラピーでは決してありませんし、
あってはいけないことだと思います。

では、「言えないこと」が、
そのセッションのテーマ(目標)に直接かかわる
きわめて重要なポイントであったら、どうでしょうか?

これは難しい問題です。

もしもセラピストがポイントを承知して臨んでいたとしたら、
セラピーのプロセスで、
より深い探求と癒しが起こる可能性が高くなります。

逆に言えば、
その方が言いたくないことや、どうしても言えないことは、
言っていただかなくてもOKなのですが、
その結果として、セッション後にすっきりせず、
モヤモヤが残ってしまうことについては、
受け入れていただかなければならない…かもしれません。

何か認めたくない事実や、消化しきれていない体験があったら、
そして、そのことをご自分でも自覚されているとしたら、
イメージを受け取り、再体験し、対話によって進めていく
ヒプノセラピー、多次元セラピー、前世療法などよりも、
エネルギーに直接はたらきかけて解放する
ヒーリングなどのほうをお勧めしています。

もちろん、そのクライアントの方が、
「このセラピーをしたい!」と希望されていれば、
そちらが優先されることは、言うまでもありません。

違和感やストレスのないホリスティックな癒し

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